「基幹産業、製造業で日本のスタートアップ代表格を目指す」製造業の革命児、アペルザが元ソニー会長の出井氏、元楽天副社長の島田氏、メルカリ小泉氏から資金調達 経営体制の強化

製造業向けに特化したインターネットサービスを運営する株式会社アペルザは、元ソニー会長の出井伸之氏、元楽天副社長の島田亨氏、メルカリ取締役の小泉文明氏のエンジェル投資家3名から資金調達を実施したと発表した。

モノ消費からコト消費へ。市場のニーズが移り変わる中、製造業を取り巻く環境も大きく変わってきている。かつて製造業大国とも言われた、日本。20世紀は、製造業が新しいテクノロジーを次々と導入し、モノを大量生産することで、豊かな社会を築いてきた。しかし、生活が豊かになるにつれて、最先端のテクノロジーを駆使した様々なモノが日常生活にあふれ、いつのまにか、サービス産業が経済活動の主役を担うようになってきた。最先端のテクノロジーによる新しい機能をもつモノではなく、どのようなコトを体験できるかといったサービスによる付加価値をもつモノへと変わってきたのだ。

いま製造業界には変革が求められている。野心的なスタートアップが、この伝統的な産業をディスラプトして、新たなイノベーションを創出しようとしている。

製造業向けに特化したインターネットサービスを運営する株式会社アペルザは、「ものづくりの産業構造をリデザインする」をミッションに掲げる会社。現在、製造業向けカタログポータル「Cluez(クルーズ)」と、工業用資材の価格検索サイト「Aperza(アペルザ)」を中心に、国内で20兆円以上にも及ぶとされる「製造業の間接材市場」に挑む。

製造業の間接材とは、経費購買対象となる部品、装置、消耗品、工具、補修用具などであり、その品目や品数は多岐にわたる。これまで製造業の現場では、展示会、電話やウェブサイトより、メーカー毎に紙媒体もしくは電子媒体のカタログを入手し、見積りを取り、互いに比較検討することで、調達品一つひとつを選んでいた。選定に関わる技術者にとっては、情報収集に関わるコストが肥大化していた。

こうした中、Cluezでは、メーカーが直接カタログを掲載することで、メーカーを横断してカタログPDFを一括して入手できるようにした。これにより、選定に関わる技術者の業務効率を向上できる。正式リリースからわずか約4ヶ月でカタログ提供メーカーは3,000社を超え、約3,500分類9,000点以上のカタログが公開されている。

一方Aperzaでは、間接材メーカーの製品情報を一つひとつ収集しデータベース化、さらに販売商社から収集した販売情報を加えて公開することで、調達購買の際のコスト削減に貢献している。いわゆる「製造業版の価格.com」ともいえよう。昨年末のリリース以降、製品収録点数は順調に増加しており、現在は380万点を超える。

**「日本の基幹産業である製造業に関わり、日本のスタートアップの代表格として成長していきたい」**そう力強く語るのは、アペルザ社代表の石原誠氏である。

アペルザは、本日、元ソニー会長の出井伸之氏、元楽天副社長の島田亨氏、メルカリ取締役の小泉文明氏のエンジェル投資家3名から資金調達を実施したと発表した。そうそうたる投資家が名を連ねた資金調達だが**「次の戦略に向けて経営基盤の強化を図るため」**(石原氏)という。

**今回の資金調達では三者から投資していただきましたが、彼らには経営顧問として、僕らの挑戦にしっかりコミットしてくださることをお約束いただいております。日本を代表する優秀なエンジェル投資家の方々だからこそ、製造業 x インターネットの分野で一緒に挑戦していきたいんです。出井さんには製造業での知見は勿論のこと、グローバル戦略の相談をしています。島田さんにはコマース事業を中心としたのネット企業の経営を、小泉さんにはマーケットプレイス事業に加えて組織運営を、それぞれの異なる分野をご支援いただきたいと考えています。期待していることが綺麗に三層に分かれていますね。**

**出井さんが出資してくれたのは本当に予想外でした。出井さんとは、資金調達とは何の脈絡もない場所でお会いしたのがきっかけになりました。アペルザのことをお話させていただいたところ、僕らに興味をもってくれて気に入ってもらえたんですよ。僕からすると、出井さんは保守的な産業に対して挑まれた改革者だと考えていて、その功績で培われてきたご経験が僕らが挑戦する製造業にも通じるものがあると思うんです。また出井さんは、日本を代表する経営者であり、人脈やネットワークは世界の中でもトップ・オブ・トップの方々と繋がっています。僕らは、日本から海外へ、世界で勝負していくので、彼のネットワークやコミュニティでご支援いただきながらグローバル展開を進めていきたいと思います。**

**島田さんはもともと弊社CTOの塩谷が、楽天時代にお世話になっていた直接の上司であり、創業期から相談させていただいていました。僕らのフェーズもある程度進んできたので、今回ご相談させていただいて、参加していただくことになりました。やっと島田さんを召喚できるフェーズになったのが大きいですね。**

**小泉さんは僕と年齢も近く事業経験も長くて、現場感覚がマッチしますね。今回の資金調達が決まってからは、もう毎日のように現場の業務をご相談させていただいており、頼りがいがあります。**

**今後、僕らはオンラインコマースの事業領域にも進出していきたいと考えています。その際には、島田さんや小泉さんの知見が必ず生きてくると考えています。**(石原氏)

今回の資金調達によって、アペルザは、さらなる経営基盤の強化を図ると共に、同社が提供する事業の付加価値を向上するために、人材拡充、海外戦略強化、およびオンラインコマース市場への展開していきたい考えだ。