「インドのアリババ」インド最大オンライン決済Paytm、ゴールドマンサックスやTemasekなどから約310億円を資金調達…バリュエーションは前回ラウンドの2倍増で約5,200億円へ

インド最大のEC/決済企業One97 Communicationsは、台湾の半導体MediaTek、ゴールドマンサックス、シンガポールのTemasekなどから新たに3億ドル(約310億円)の資金調達を実施した、と発表した。今回の資金調達で、バリュエーションは、前回の23億ドル(約2,300億円)から約2倍増加の50億ドル(約5,200億円)となった。

インド最大のEC/決済企業One97 Communications](http://www.one97.com/){: target=”_blank”}は、[8月29日、新たに3億ドル(約310億円)の資金調達を実施した、と発表した。

今回のラウンドは、台湾の半導体大手MediaTek、ゴールドマンサックス、シンガポールのTemasek、さらに既存投資家のAlibaba、SAIF Partnersなどが参加した。

今回の資金調達で、バリュエーションは、前回の23億ドル(約2,300億円)から約2倍増加の50億ドル(約5,200億円)となった。

One97 Communicationsは、2010年、Vijay Shekhar Sharma氏によって設立された会社。その事業モデルは、アリババとアリペイの事業モデルとそっくり。現在、ユーザー数は1億以上。

One97 Communicationsでは、アリババの創業者Jack Ma氏の戦略を参考にし、オンラインマーケットプレイスとオンライン決済事業を提供している。昨年(2015年)には、それぞれの事業に3億ドル(約310億円)を投資している。

インドへのスタートアップ投資が白熱する中、実はその勢いが鈍化しはじめている。2016年上半期における、インドへの投資状況を見ると、昨年(2015年)の90億ドル(約9,000億円)から20億ドル(約2,000億円)へ減少しているのだ。

その中、One97 Communicationsは、オンライン決済事業の事業進捗が良好であることから、オンラインマーケットプレイス事業に注力する「Flipkart」「Snapdeal」よりも市場評価が高い。なお、Flipkartについては、今年(2016年)に入ってからモルガンスタンレーが3度にわたり格下げを進めており、最終的にバリュエーションが90億ドル(約9,300億円)まで下がった。

今回の資金調達によって、Paytmは、グループ会社Paytm Commerceを中心としたオンライン決済事業をさらに強化するとともに、新たなグループ会社Paytm Payment Bankのもと、モバイル銀行サービスを近日リリースしたい考えだ。